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ビードロヨマ キリウム 作 閑静な住宅地のやや外れにある大きな建物。 ここは親を失ったり虐待を受けた子どもを保護し生活する、俗に児童福祉施設と呼ばれている施設だ。 元々はホテルだった建物をリフォームして使用してるので結構豪華だったりする。 裏手には山があり、たまにゆっくりが現れてご飯をねだることもある自然が多い場所だ。 私はここで子ども達のお世話をしながら住み込みで暮らしてる。 子ども達からは「お姉ちゃん」や「ハル姉ちゃん」と呼ばれている。 毎日子ども達の成長を楽しみに生活している。 ある日、回覧板がいつものように回ってきた。 内容はほとんどは当たり障りのない事、振り込め詐欺に気をつけるようにといった事ぐらいだった。 しかし最後に一番注意しなくてはいけない事が記されていた。 『近辺でドスまりさの目撃例が数件確認されています。子どもやお年寄りが怪我を負うことのないように注意してください。』 ドスまりさ・・・。本来ゆっくりというものは精々大きくてもバレーボールほど。 しかしドスのレベルになると4mオーバーはざらなのだ。さらにドスだけができる技というものがあり 『ドススパーク』 これは摂氏数千度の光線を吐きだす技で、この所為で年間十数人が犠牲になっている。 もっとも殆どのドスは知能が高く、また温厚な性格のため人間に危害を加えることはない。 寧ろ人間と共存共栄を成功させてる個体もいるそうだ。 だが例に外れるタイプもいるわけで、そういうドスが人間を殺したりしているのである。 とりあえず、帰ってきた子ども達にドスまりさに注意すること。 見つけたら携帯ですぐに助けを呼ぶ事を教えて遊びに行かせた。 それから半月ほどした朝。いつものように子ども達と朝食を食べ学校に行かせようとした、その時 「ハル姉ちゃん!!ドスがいるよ!!小さいのもいっぱいいる!!」 と子どもたちが慌てふためいて玄関から入ってきた。 まさか・・・そう思いながらも玄関を出ると・・・いた!! 10mほど先に3mほどの大きさのドスまりさがこちらをあのにやけた顔で見ながら何故か涎を垂らしている。 小さいゆっくり達も何やらモゴモゴ言いながら涎を垂らしている。よく聞くと 「あのにんげんのおうちからおいしいにおいがするよ。はやくうばってあまあまさんたべようよ。」 と言っている。さっき朝食を済ませたばかりなのでその匂いに釣られて出てきたか・・・。 何とかして帰ってもらおうと話をしてもらうことにした。 「あの~、ドスさん。子ども達が学校に行けなくなるから、しばらくの間その場所を退いてもらえるかなぁ?」 温和な性格のドスならばすぐにでも退いてくれただろう。しかし、ドスは信じられない言葉を口にした。 「ゆゆっ、人間の事なんかどうでもいいんだぜ。さっさとあまあまくれなきゃドススパークを子ども達にお見舞いするだぜ!!」 そう言いながらドスは口を大きく開けた。まさか・・・ 「皆、急いで隠れて!!!!」 私が言うと同時に子ども達は全員玄関の中に入り隠れた。 次の瞬間、子ども達がさっきまでいた場所がドススパークで吹き飛んだ!! 粉塵とともにドスの高笑いが聞こえる。 「これでもあまあまくれないって言うかだぜ?もっと酷い事にならないうちにとっとと消え失せろだぜ!!」 そう言いながらドススパークを子ども達の自転車置き場に放つ。 自転車が飴のようにひしゃげ、焦げていった・・・。 後ろからすすり泣く声が聞こえる。 子ども達が泣いてる・・・。一緒に補助輪なしで乗れるように練習した自転車。そんなたくさんの思い出がこの饅頭一匹のせいで消される。 ―と玄関わきに何か置いてあるのを見つけた。ドスに気を配りつつもそれを確認する。 それは―凧糸だった。しかし、ただの凧糸じゃない。けんか凧用に作られた特殊な凧糸でこの地方ではビードロヨマと言われていた。 長さは大体7mほどか、色々考えていて、ふとこれであいつ等は切れるのかという疑問点にたどり着いた。 警察には電話をしているがなかなか来ない。ここ数年事故ひとつ起きてない場所なので驚いて対応が遅れているのかもしれない。 しかしこれ以上放っておくと子どもたちの命が危ない。よし、ひとつ賭けてみよう。自分の命を賭け金にして――― 私は裁縫の指抜きを右手の中指に取り付けて、そこにビードロヨマの片方をしっかり結ぶ。そして片方にはポケットに入っていた針の中で一番長い針を括り付けた。 「何ごそごそしてるんだぜ!?早くしろって言ってるんだぜ!!」 ドスは私のすぐそばにドススパークを撃ち込んだ。粉塵が上がる、今だ!! 私は粉塵を隠れ蓑にしてドスの方向に突っ込んだ。 後ろで子どもたちが何か言っているが聞こえない。すぐに視界がきれいになった。と同時にドスの顔が見えた。 驚いている。今までたくさんの人にこの行為を行い、食べ物をせしめていたのだろう。足元にゆっくり達がいたが無視して踏みつぶす。 「ぶぎゅ!!」 「ぶれぇ!!?」 「れいむだぢなにも゛W―ぶにゃ!!」 足元に響く小ゆっくりの断末魔。それも今から私が行う処刑のファンファーレでしかなかった。 ―お姉さんを怒らせたら怖いわよ―そんな言葉を昔聞いたような感じだが今の私はまさにそんな状態だった。 「ゆっ!!お姉さんは馬鹿だね、ドススパークでしねえええええぇぇぇぇぇ!!!!!」 ドスまりさが私に向かって大口をあける、この瞬間を待ってた。 私は勢いをさらに加速させドスに向かって突進した!!同時にヨマの片方にくくりつけてた針をドスの前の地面に深々と差し込んだ。 ドスの下あごをジャンプ台代わりにドスを飛び越え後ろに回る。そして落下の勢いをつけて私は力の限り糸を張った。 「ふぁ・・・ふぁごおおおおぉぉぉぉぉ!!!!!??」 背中越しに悲鳴が聞こえる。私の目論みはどうやら成功したようだ。 うまくヨマがドスを縦一閃に切り裂いてくれた。 何しろ、人間ですら骨を切断する事もある糸である。それがただの饅頭なら切るのも容易い。 「あ・・・うぐ・・・えう・・・。」 縦に切られているので中枢脳と口をやられたせいか不明瞭にしか話せないようだ。 さらにこれでドススパークも撃てない。なんという一石二鳥。 「ぶぁ、ぶぁぶぁあがー!!」 さすがに今のは誰が聞いてもババアとしか言ってないな。 「失礼ね、私はまだ20代前半よ。」 そう言って糸を強く引っ張り針を抜き、手元に針を引き寄せる。そして近くの木に針を打ち込み そこを起点にドスまりさの周りを素早く回る。 「も゛う゛ぎゃべでぇぇ・・・!!」 ドスが必死に懇願するが無視。玄関の方からは他の職員に守られているけど私を応援してくれる子ども達の声が聞こえた。 「ハル姉ちゃんカッコイイ!!」 「お姉ちゃん、僕達の自転車壊したドスを懲らしめて。」 「ハル姉ちゃん、ヘルシングのウォルターさんみたい!!」 最後のウォルターさんは誰の事か分からないけど、この子たちの笑顔を守るためにドスを処刑する・・・。 ドスの体にまんべんなくヨマがめり込む。少しづつ、少しづつ・・・。 「どすをたすけてあげてね。」 「どすをころすばばあはしねだぜ!!」 「ひぃ~ぃ、どずうううぅぅぅ!!」 「わかんないよー!!」 足元にいた生き残りのゆっくり達が口々にドスを助けろだの言っている。 ドスの方はというとヨマがだいぶめり込んだせいかしゃべる事が出来なくなってる。 ただし、目だけは恐怖の色に染まっていた。 「ゆっくり達、よく見ておきなさい。これが人間の大切なものを奪おうとしたゆっくりの末路よ。」 「横一閃!!」 叫ぶと同時に糸を強く引っ張る。 ドスまりさは新しい切断面を作り上げて・・・死んだ。 「に、にんげん゛ごわ゛いよ゛ぉぉぉお!!」 「に、にげるんだよぉぉぉぉ!!」 足元にいた生き残りたちは急いで山に帰って行った。 ここにいるのはドスまりさだったものと餡子にまみれた私だけ。 その5分後、警察がゆっくり駆除のスペシャリストを連れてやってきた。 警察はどうやって処分したかを説明した時、大変驚いていた。 それもそうか・・・小柄で非力な女性がビードロヨマだけでドスまりさを倒したんだから・・・。 ドスまりさの近くではドスの塊を処分しているスペシャリストさん達とそれを珍しそうに眺める子ども達がいた。 学校に連絡したところ、念のため今日は休んでていいと言われたそうだ。 「ねぇ、お姉ちゃんのこと・・・怖くなった?」 近くにいた子どもに聞いてみた。 彼はにっこりと笑いながら抱きついた。 「お姉ちゃんとってもかっこよかったよ。だからずっと一緒にいてね。」 私はホッとしながら彼を強く抱き返した。 後日、感謝状を警察から渡された。まさかこんなことで貰うなんて・・・。 回覧板にも載ってしまい近所で有名になってしまった。恥ずかしいよ~。 ついでにヘルシングという漫画を読んであの時のウォルターさんをようやく理解した ハル姉さんだったとさ、めでたしめでたし。 このSSに感想を付ける 過去作品 [[『ゆっくりinホテル』 ゆっくりいじめ系3117 ゆっくり
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「ふたば系ゆっくりいじめ 1041 はるですよー/コメントログ」 何かワロタwwwww -- 2010-11-04 11 06 14 最後に吹いたwww こいつは賢いww -- 2010-12-10 19 56 00 どういうことかわからん -- 2014-02-03 10 35 36 まぁ、りりーはゆっくりの中でもかなり特殊だからな~ 希少種よりも希少だったり、街管理のゆっくりだったり。 能力も「はるですよ~」しか喋らない、飛行できる、ゆっくり索敵、ゆっくりオーラ、と色々ある。 作者もただ、りりーを元にネタを書きたかっただけではなかろうか? ・・・ただ、可愛い!! -- 2018-01-18 05 21 36
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ゆっくりが幻想郷に出始めた頃のお話 幻想郷のとある森の中。その奥深くにはささやかな畑と一つの小屋が。 真昼だが辺りは鳥の鳴き声がするくらいで、人の気配はない。 だが、ちょうど収穫間近のキャベツの影にはなにやらうごめくものが。 「それ」はガサガサとキャベツを揺らし、バリバリと音を立てながら貪っているようだった。 時折、声のようなものも聞こえてくる。 と、そこにカゴを背負った畑の主と思われる青年が森から姿を現した。 人付き合いは皆無で、たまに収穫した作物を街の市場へ売りに行くといった生活を送るこの青年。 今日もはした金と酒や食料などを調達し、住処へと戻ったのだった。 また、畑は小屋の入り口の裏に位置していたため、帰宅した青年が異変に気づくことはなかった。 疲れを癒すように椅子に腰掛け、さっそく買った酒を注ぎチビチビと飲み始める。 至福の時、ふと暇つぶしにと、ついでにもらってきた瓦版を手に取る。 ちなみに今号の一面は「幻想郷で謎の妖怪?が繁殖??」というものだった。 「へえ・・」 読み進めると、その妖怪は大きさが大小様々な饅頭のような生物らしい。 また、ある程度の人語を解し、自らも簡単な受け答えや意思疎通が可能であるという。 記事中では絵も交えて2種類が紹介されていた。 黒髪と紅白の頭飾りが特徴の「ゆっくりれいむ」と 黒いとんがり帽子に金髪が特徴的な「ゆっくりまりさ」 どちらも可愛いような可愛くないようなつかみ所のない人間の生首のような妖怪だ。 実際に絵で見るとますますもって気味が悪い。 どちらも「ゆっくり」が口癖であること、幻想郷の有名人の顔が象られていることなどから 人々の間でその名が付いたという。 「それ」は普段山奥や森などの人里から離れた場所に住み、昨今急速にその数を増やしているらしい。 人間の田畑も食害にあっているという。となっては青年にとって他人事ではいられない。 「まさかな・・・」 ふと不安になった青年。酒を置き、畑の様子を見に小屋を出る。 畑に到着し辺りを見回ると、悪い予感は的中してしまっていた。 「あっ!」 青年は思わず声を上げる。 栽培されていた野菜の内、キャベツの一部は、無残にも食い荒らされていた。 その奥には音を立てながらキャベツに集っている、人間の頭より少し大きい2つの丸い物体。 「・・・ゆっ ゆっ♪」 「むーしゃ、むーしゃ、しあわせー♪」 「・・・こいつらは・・・」 間違いない、記事で見たゆっくりとかいう妖怪だ。 そしてそれぞれ姿の違うその「ゆっくり」はまさに「ゆっくりれいむ」と「ゆっくりまりさ」に他ならない。 「おい!そこの!!」 大声で怒鳴ると、2匹のゆっくりはびくっと体を震わせる。 「ゆゆっ!?」 「ゆっ??」 同時に振り返るゆっくり。何が起こったかわからないといった顔でこちらをぽかーんと見つめる。 だがすぐ我に返ったようで、大きく口を開いた。 「ゆっくりしていってね!!!」 なるほど、だから「ゆっくり」なのか、と無理やり納得する。 記事の絵の通り、どこか人をバカにした間抜け面に力が抜ける。 「ゆっ おじさん、だーれ?」 「ゆっくりしてるの?」 畜生に人の事情はわかるまい。 青年が立ち尽くしていると、ゆっくり2匹が足下まで寄ってくる。 なんだこいつら警戒心もまるで無しか、とすっかり怒る気もなくした青年。 「ここはねー、おじさんの畑なんだよ。畑。」 力なくゆっくりに話しかける。 「はたけ?なにそれ?おいしいの?」 「ここゆっくりできるところだね!」 微妙に人の神経を逆撫でするゆっくり達。そして更に喋り続ける。 「おなかいっぱい!!」 「ゆっくりー!ゆっくりー!」 「あのねえ、おじさんはね、ここで野菜を作ってるんだよ。 勝手に人のものを食べちゃダメじゃないか」 怒りを抑え、人語を解すのだから説得もできるはずだ、とゆっくりを論す。 「ゆ~? だめ?」 「ゆっくりたべたい~」 だめだこりゃ、と青年はため息をつく。 と、その時脇の草むらからガサガサともう1匹のゆっくりらしきものが姿を現した。 「む、むきゅぅ~ ぜぇ~ぜぇ~」 かわいらしい?帽子をかぶったそのゆっくりらしきものはは、ズルズルと体を引きずりながら 息も絶え絶えで青白くなっていた。 「ぱちゅりー!!」 「ゆっくりおそいよ!」 「む、むきゅぅぅ・・・ むきゅっ??」 会話から察するに、これも2匹の仲間で、ゆっくりの一種らしかった。 ぱちゅりーと呼ばれたそのゆっくりは青年に気づいたのか、一瞬戸惑いを見せた。 「ぱちぇもおじさんといっしょにゆっくりしよう!」 こちらの気も知らずに、と青年は歯をかみしめた。 「ゆっくりー!」「ゆっくりー!!」「むきゅ~」 こうして目の前のゆっくりが3匹になってしまった。 力尽くで追い出そうとも考えたが、初めて目にする得体の知れない相手だけに うかつに手を出すのは得策ではないと青年は考えていた。 「ゆぅっ!おじさんはゆっくりでていってね!」 突然ゆっくりまりさが体当たりを仕掛けてきた。 思わず青年は驚きのけぞったが、と同時にこの饅頭の非力さにも驚いた。 妖怪と聞いて若干は警戒していたが、その必要もなさそうだ。 足下で必死にボテンボテンと体当たりをするゆっくりを見下ろし、安堵する。 「ゆっ?まりさのおぼーし!ゆっくりかえしてね!!」 しつこいのでまりさの帽子をむんずと掴み取る青年。 不測の事態に体当たりを止め、届かない帽子にジャンプを繰り返すまりさ。 「なあ、お前たち。ここは人間が野菜を育ててる場所なんだよ。 それを勝手に食べちゃダメだ。わかったら出て行ってくれないか? 出て行ったら帽子を返してあげるぞ」 これ以上相手にするとキリがないので、何とかゆっくりに譲歩してもらう他はない。 「ずるいよおじさん!はえてきたおやさいひとりじめして!!」 「ゆっくりはやくまりさにおぼうしかえしてね!!」 「むきゅ!そーよ!ごほっごほっ」 「駄目だこいつら・・・」 何度話しても時間の無駄だと実感した青年。 話して駄目なら実力行使しか手はない。 ふと近くにあった棒きれを振りかざし、地面に叩きつける。 「「「ゆっ!!?」」」 「ほらっ!!いい加減にしないと痛い目見るぞ!!」 同時に持っていたまりさの帽子を森の茂みに勢いよく投げ捨てた。 「ゆっ!まりさのおぼーし!!」 「ま、まりさ ゆっくり待ってね!!」 帽子を追いかけ茂みに消えるまりさ、後を追いれいむとぱちゅりーも奥へと消えていった。 「ふう・・・」 ゆっくりは追い払った、しかしまた来るかもしれないという懸念は青年の中に当然あったが とりあえず被害にあった野菜の世話に戻る。 食い散らかされたキャベツと、青年は知る由もないがゆっくりの残していった排泄物を片付け 青年は小屋へと戻った。椅子に腰掛け飲みかけの酒を口にし、一息つく。 「そろーり、そろーり」 ぴくりと聞こえたその声。動きを止め耳を傾けると、間違いなくさっきのゆっくりの声。 裏の窓からそっと様子を見ると、性懲りもなく再びあの三匹が畑へと侵入していたのだった。 「あいつら・・!ったく・・・」 やはりというか再び現れたゆっくりにウンザリしながら畑へ向かった青年。 「おい!お前ら!」 「ゆっ? またきたよまりさ!」 「おじさんしつこいよ!」 「むきゅっ!ここはわたしたちのゆっくりぷれいすよ!」 「はぁ・・・(何を訳のわからないことを・・・ それにしつこいのはお前たちだろうに)」 しつこさに業を煮やした青年ではあったが、相手が人語を喋る得体の知れない生物ということで 対処を決めかねていた。 さっきのゆっくりの攻撃は青年にとってまったく取るに足らないものだった。 よって、おそらくこちらが手傷を負うことはないだろう、という読みはある。 とはいえ人間の頭の形で、人間の言葉を喋る生物をどう駆除すればいいか。 青年の中には当然の迷いがあった。 「ゆっ!まりさ、ちゃんすだよ!」 「おじさん、あしもとがおるすだよ!」 隙を突いたつもりなのか、ボヨンボヨンとまた青年の脚に体当たりを繰り返すまりさ。 同じことを繰り返す学習しないこの生物に、青年の迷いも少し晴れた。 「(そういえばこいつら饅頭なんだよな、ならちょっとくらい痛い目見せてやっても・・・)」 「ゆぼっ!!?」 効かない体当たりを繰り返すまりさに正面から蹴りを食らわせた。 まりさは茂みの側まで吹っ飛び、青年の脚には何とも言い難い、柔らかくやや重い感触が残る。 「(あっ やりすぎたか?)」 吹っ飛ばされたまりさは動かない。他二匹もいきなりの反撃に驚いたのか、呆然としている。 「・・・ゆっ? ・・・まっまりざあああああ!!!」 「むぎゅううう!!」 慌ててまりさの元へ向かう他二匹。まりさはよろよろとこちらへ向き直る。 「ゆ゛っ・・? どぼじで・・・なにがおきたの・・?」 「まりざあああじっがりじでえええ!!」 「ゆ゛っ・・・これくらい・・だいじょうぶ・・だよ・・・」 力の差を見せつけたはずだが、まだわからないのだろうか。 そもそも何をされたかもわからない様子だった。 頬の辺りの皮が破け、黒いものが覗いている。 裂けた皮の辺りを舌で仕切りに舐めるれいむを静止し、再び青年へと向かうまりさ。 先ほどは跳ねていたが、ダメージが大きいのかズリズリと地面を這うように。 「(まだ懲りてないのか・・・ あのはみ出てるのは・・・饅頭だから餡子なのか?)」 「ごごはまりざだぢのゆっぐりぶれいずなんだよ・・・ じゃまじないでね・・・」 自分勝手なことを呟きながらこちらに這いずるまりさの姿に、 青年の中で言いしれぬ嫌悪感と怒りがこみ上げてきた。 相手は動物でも妖怪でもない。饅頭だ、食べ物だ。 そう言い聞かせ、さっきの棒きれを手に取り、思い切りまりさに振り下ろす。 「このっ!!このっ!!」 「ゆ゙っ!!ゆ゙っ!!ゆ゙ばっ!!ぶっ!!や゙っ!!べでっ!!ばっ!!」 「や゙っや゙べでえ゙え゙え゙え゙え゙!!!ばり゙ざがあ゙あ゙あ゙あ゙あ゙!!!!」 「むぎゅうううううううううううううう!!!」 何度も何度も叩きつけられ、まりさはやがて声も発しなくなった。 帽子がひしゃげ、口や傷口から餡子を漏らしたズタボロの饅頭がそこにあった。 「ば・・・ば、りざ・・・あ゙あ゙あ゙・・・」 「・・・」 ぱちゅりーはすでに気を失っているようであった。 れいむも目から涙を流し、嗚咽を漏らしている。 「人の畑で好き勝手したからだ、悪く思うな」 青年は失神しているぱちゅりーを掴み、底部に両手の指を食い込ませ 思い切り両側へと引っ張った。 「む゙ぎっ!!!!」 短い叫びと共に、真っ二つに裂けた皮から中身がボタボタと流れ出る。 数秒で手には皮だけが残り、地面にはクリーム状の中身と目玉が残された。 一匹残ったれいむは全身から汗のようなものを流し、ただブルブルと震えている。 「ゆ゙・・ぁぁ・・・だ、だずげで・・・ おねがいじまずぅぅ・・・」 「・・・どうせまた来るんだろ?」 「ま、まっで・・・!!」 青年は情けを捨て、棒を思い切り頭に突き刺す。 「ゆ゙っ!ゆ゙っ!ゆ゙っ!ゆ゙っ!」 目を見開き身体を震わせるその様に、不気味なものを感じた青年は れいむを突き刺したまま棒を思い切り振り、森へとぶん投げた。 「はー・・・何か胸糞悪いな・・・ また同じようなのが来なきゃいいが」 ゆっくり駆除の後片付けをしながら、青年は今後が心配でならなかった。 そして同じ頃、幻想郷の各所では増殖したゆっくりが様々な問題を引き起こすのであった。 おしまい 実は半年位前の書きかけです。今ごろ気付いて中途半端に完成させUPしました。 やっつけですいません。ネタも平凡ですいません。 書きかけのネタは他にもあるんですが、飽きっぽいので今後は未定です。。。 過去に書いたSS ゆっくりいじめ系28 ゆっくり加工所でのある実験 ゆっくりいじめ系724 ゆっくり整形 ゆっくり加工場系16 小規模加工所でのゆっくり処理 ゆっくり加工場系20 小規模加工所
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「ふたば系ゆっくりいじめ 1067 春の使者/コメントログ」 つまんね。 -- 2010-06-18 00 42 12 ゆるさなえってパンツ一丁なんだっけ? あとお兄さんキモイ。 -- 2010-07-08 05 52 41 すね毛の妖精ってぉまwwどこのアドバーグだ -- 2010-07-26 18 52 08 さなえなら飼う -- 2011-02-08 18 00 37 ↓↓↓どぼじでぞんなごとい゛う゛のぉぉぉぉ!? -- 2011-09-15 18 10 15 妹に妖精の格好をさせなかったのが貴様の敗因だ -- 2012-06-07 11 49 52 ウワァ。勝負ごとにまで発展してんのかこれ。 -- 2013-07-21 04 08 51 最後、ゆるさなえが「さむっ!」って言ったような… -- 2014-05-11 23 05 02 ゆるさなえ可愛い -- 2014-06-27 16 54 44 つまんねとか嫉妬かな -- 2021-08-14 08 06 42
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/274.html
「ふたば系ゆっくりいじめ 75 ゆっくり存在概論/コメントログ」 ゆっくりって思い込みの生き物らしいよ(自己催眠てきな) -- 2010-06-08 23 15 21 とても興味深いSFでした。ごちそうサマンサ!! -- 2010-06-14 16 53 13 ゆっくりこわい -- 2010-06-18 18 13 29 本当、いろんなSF読んでる作者だよなこの人 スゲーよ -- 2010-09-24 08 14 33 やっぱ触発さんはすごい -- 2010-10-05 07 11 21 SFもだけど、心理学も読んでいそう。 -- 2011-12-22 19 10 18 こわがりおにーさんは涙目だよ!sfダメなんだよ… -- 2014-02-06 00 35 20
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「ふたば系ゆっくりいじめ 1316 やまめに出会った。/コメントログ」
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駅を出るともう雨が上がっていた。 数駅移動しただけだったのだが道も大分乾いており、お日様が顔を出していた。 傘を片手に町を歩いていると、御馴染みの物体が目に飛び込んできた。 「おちびちゃん、かわいているばしょをえらんですすむんだぜ!」 「ゆっくりしんちょうにね!おかあさんたちもゆっくりすすむよ!」 「れーみゅ、ゆっくりすすむよ!」 「おねーちゃん、まってほしいのじぇー!」 仲の良さそうな親子ゆっくり達、どの個体も乾いたアスファルトを慎重に進んでいた。 親ゆっくりが先頭を行き、それに続いて子ゆっくり達が後を追う。 親ゆは時折子の方を振り返り、声援を送っていた。 そんなゆっくり親子を見ていたら思わず声をかけていた。 「ゆっくりしていってね!」 「「「「ゆゆ?!ゆっくりしていってね!」」」」 親子揃って同じ反応をするゆっくり達、その表情はどれも自信たっぷりといった感じである。 「貴方達はゆっくりしているの?」 「とうぜんだよ!れいむたちはゆっくりしているよ!」 「そう、なら私もゆっくりさせてもらうわ…」 私はその中の一匹、親れいむに向かって傘を振る。 石突が親れいむの頬を切るように掠めると、皮が少し破れた。 「ゆん?ゆぎゃぁぁぁぁ!いだいぃぃぃぃぃ!!」 「「「ゆ?………」」」 途端に騒ぎ出す親れいむだが、残りのゆっくり達は状況が整理できずに固まっている。 私は親れいむにターゲットを絞り傘で突付き回す。 「ゆぎゃん!やめでぇ!いだいぃぃぃ!どぼじでこんなごどするのぉぉぉぉぉ?」 どうしてって?………そうね…傘を持っていたからかしら? 「ゆわぁぁぁぁ!にんげんさん!れいむをいじめるんじゃないんだぜぇぇ!!ぷっくぅぅぅぅぅ!!」 「おかーしゃん!………れーみゅもぷっくーしゅるよぉぉぉぉ!」 「ゆびゃぁぁぁん!ま、まりしゃもぷくーしゅるのじぇ!」 親まりさがようやく動き出し、私を威嚇しようと膨れ上がる。 子ゆっくり達も泣きながらも続けて膨れ上がる。 体を大きく見せるのは威嚇の基本なのかもしれないが、そんな事してる間に逃げれば良いものを、 ただ私を睨むように見据えて止めてと器用に喋るだけである。 「ゆびゃん!ゆぎぃぃ!やべろぉぉ!いだい!ゆぎぃ!ゆびぃ!ゆぎゃ!がががが…れいむのかわいいおめめがぁぁぁぁ?!」 親れいむを突付いて遊んでいたら、手元が狂って目を突き刺してしまった。 「ゆわぁぁぁ!れいむぅぅぅぅ?!やめるんだぜぇぇにんげんさん!ぷっくぅぅぅぅ!!」 「「ゆわぁぁぁ!おかーしゃんのおめめがぁぁぁぁ!!………ゆっきゅうぅぅぅぅ?!」」 片目を潰されて一段と大きな悲鳴を上げる親れいむ。 それを見てさらに大きく膨れ上がろうとする親まりさ。 子ゆっくり達もそれに続いて膨れ上がるが、恐怖の方がそれを上回っているのか今一膨れ上がれて居なかった。 「もうやだぁぁぁ!れいむはおうちにかえるよぉぉぉぉ!!」 「ゆあぁぁぁぁ?!れいむぅぅぅぅ?!」 親れいむは耐えられず跳ねながら逃げ出した。 私はそれを追いかけ、誘導するように傘で突付く。 親れいむは私の誘導通りに、車道の方に逃げて行く。 「れいむぅぅぅ!!そっちはあぶないんだぜぇぇぇぇ!!」 「なにいってるの?ここまでくればあんぜんだよ!かしこくってご 『ぐちゃ!』 ゆげべ!」 「れいむぅぅぅぅ?!」 「「おかーしゃ?!」」 丁度のタイミングで通りかかった車に半身を潰されるれいむ。 それを見て悲鳴を上げるゆっくり親子、美しい絵だ。 流石、お笑いの神様は解っていらっしゃる。 「おかーしゃん!ゆっくり、ゆっくりしてぇぇぇぇぇ!!」 「ゆんやぁぁぁ!おかーしゃん!ゆっくちぃぃぃ!」 「おちびちゃん、そっちはあぶないんだぜぇぇ!!」 「ゆびぃ!はなしちぇぇぇ!おかーしゃんがあぶないのじぇぇぇぇ!!」 潰れた親れいむの元に駆け寄る子れいむ。 後を追う子まりさを必死に親まりさが止めるが、子れいむは車道に飛び出し親れいむの元に辿り着いてしまった。 「おかーしゃん!ゆっくち、ゆっくちぃぃぃ!」 「ゆげげ…ぎべべ…ぎ…ぎ……ぎぎ…」 「れーみゅ、ぺーろぺーろしゅるよ!…ぺーろ、ぺーろ、ぺーろ…」 「おちびちゃん、こっちにもどるんだぜぇぇぇ!そっちはあぶないんだぜぇぇ!」 子れいむは半分潰れた親れいむを舐め始める。 そんな事をした所でこの親れいむが復活するなんて事はまずないだろう。 もはや親まりさの声も届いていないだろう。 そんな美しい親子愛(笑)に突っ込みを入れるように、トラックがれいむ達を踏み潰して走り去った。 「れいむぅぅぅ?!おちびちゃぁぁぁぁん!」 「ゆびゃぁぁぁ?!おねーしゃんがぁぁぁぁぁぁぁ!!」 しんぐるふぁざー?になった親まりさと子まりさが泣き喚く。 私はそんな親まりさの帽子を掠めるように傘を振るう。 「ゆん?…ゆがぁぁぁぁぁ?!まりさのすてきなおぼうしがぁぁぁぁ?」 上手く帽子を払い落とす事に成功すると、今度は帽子を水溜りにつけて傘で突付いていく。 「なにするんだぜぇ?!やめてね!まりさのすてきなおぼうしさんがぁぁぁぁ!!」 それを止めようと必死に私の傘に纏わり付く親まりさ。 流石にちょっと邪魔くさいので片目を傘で突き刺し動きを止める。 「ゆぎゃぁぁぁ!まりさのきれいなおめめがぁぁぁぁ!!」 親まりさは痛みに転げ回り、別の水溜りに突っ込んでいった。 「ゆびゃぁぁぁ?!おみずさんはゆっくりできないぃぃぃぃぃ!!」 あんよを上に向け必死に水溜りの中でもがく親まりさ。 私はそんな親まりさのあんよを傘で突き刺し穴だらけにしていく。 「やめるんだぜぇぇ!いだい!ゆびゃん!ごめんなざいぃぃぃ!!もうやだぁぁぁぁ!!」 「ゆんやぁぁぁぁぁ!にんげんしゃん、どぼじでこんなこちょしゅるのじぇぇ?!」 どうしてって?…そうね…雨上がりに貴方達を見たからかしら? 涙ながらに私に訴える子まりさ、私はそんな子まりさの片目を傘で突付く。 「ゆびゃん!まり者のきれいなおべべががぁぁぁぁ!!ゆっびぃぃぃぃ!!」 痛みにゆんゆん泣く子まりさ。 先ほどまで幸せそうだったゆっくり親子はあっという間に不幸のどん底だ。 「ふふふ…私が憎い?なら憎むと良いわ、それが貴方の生きる糧になるわ…」 「どぼじで?どぼじでごんなこどしゅるのじぇ?ゆんやぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」 「そうね…せっかく持ってきた傘を使ってみたくなったからかしら?」 「ゆ?………」 私の行動に思考が追いつかなくなった子まりさはその場で固まった。 私は水溜りから必死に脱出しようとして溶け出している親まりさと、無言で涙する子まりさを残してその場を去った。 少々時間をとったが、早めに家を出てきたので予定にはまったく支障がない。 その上素的な一時を堪能出来たので、今日は上機嫌だ。 時間にゆとりを持って行動する、これが真にゆっくりするという事なのだろう。 そう考えながら、ゆっくり出来なくなったゆっくり親子の末路を想像して思わず微笑みながら会社に向かった。 完 雨上がりに傘を持っていると、なんだか振り回したくなったりしませんか? まあ、人前でそんなことはしませんが… 徒然あき 徒然あきの作品集 このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! ◆SS感想掲示板 徒然あき感想スレへ ※書き込む時はSSのタイトルを書いて下さい。 コレをコピーしてから飛びましょう→『ふたば系ゆっくりいじめ 1336 雨上がり』 トップページに戻る
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屋上のゆっくり ●寒さとの戦いの続きですが、特に前作を読む必要はありません。 ●現代物です。 お兄さんは悩んでいました。 先日の大型冷蔵庫によるゆっくり軟禁実験は予想外に短期間でゆっくり達が自滅してしまったため、暇が余ってしまったのです。 ゆっくりが自滅する様を見るのは、大変楽しいとはいえ、今少し長く楽しみたい。 与えた環境が過酷過ぎたなら、少々緩和してみようと。 「ゆっくりだすんだぜー!」 「わからないよー。」 「むきゅー。」 やいのやいのと騒ぐゆっくり達。 今回はペットショップで買って来た餌用ゆっくり(三匹セット200円) 小動物用に子ゆっくりサイズで成長が止まる加工がされているものを屋上の高架水槽のフロアに離します。 「さて、君達にはここで暮らしてもらいます。」 周囲はビューという風の音がなり響く、ゆっくり達にとって、過酷な環境です。 強い風はゆっくり出来ない音を出しますし、体を冷やします。 最悪、飾りが飛びかねません。 「むきゅー、かぜさんがつよすぎでゆっくりできないわ。」 ばたばたと三匹の髪飾りが風に揺れています。 「かぜさんはゆっくりできないんだね。わかるよー。」 「じじいははやく、ここからまりさたちをだすんだせ!」 お兄さんは冷笑を浮かべながら、宣言しました。 「断る。お前達は子孫に至るまで、ここで死ぬ。変更はない。」 「「「どぼぢでぞんなごどいうの゛ぉぉ!」」」 嘆き騒ぐゆっくり達を尻目に、お兄さんは雑草だらけとなったプランターをしっかり固定して高架水槽の周りに小さな草原を作ります。 プランターの下の湿った場所にはダンゴムシなどのゆっくりの好物の虫を、高架水槽の隙間には防水加工したゆっくり達の巣箱を三つはめ込みます。 「では、食うものも住み家も用意した。後は達者でくらせ。」 「「ゆべっ!!!」」ゆっくり達はフロアの床に転がされ、プランターにぶつかったところで止まります。 「ゆっゆっゆっ」 「ひどいめにあったんだねー。わかるよー。」 ぴくぴくと痙攣しながら気絶しているゆっくりぱちゅりーを介抱するように、用意された巣箱にちぇんは運んでいきます。 しっかり固定された発泡スチロール製の巣箱はソフトボール程度の大きさしかないこの種のゆっくり達にとってだいぶ大きなおうちでした。 「さむいのぜ;ゆっくりできないんだぜ」 屋上は地上五階部分。普段住んでいる場所と違い、常時強風が吹き荒れます。 「おぼうしさんがとばされないようにしなきゃだぜ」 ソフトボール大のまりさはゆっくりハウスの中で呟きます。 お兄さんが用意した草や虫、ゆっくりフードを一日一定数供給するえさ箱など、食べるには困らない環境です。 しかし、ほぼ観察するのみとはいえ、虐待お兄さんが用意したものです。仕掛けはゆっくりと動いています。 その日の夜 「なんでなのぜー!」 「わからないよぉー!」 寝ているぱちゅりー以外の二匹の叫び声が響きます。 「むきゅ・・・どぼじであがぢゃんできてるのぉぉ」 ちぇんのお腹は二倍程に膨れあがり、中で赤ゆっくりがぴくぴくと動いているのが薄い皮越しに見えます。 お兄さんが残した餌さ箱の餌は低確率でゆっくりをにんしんっさせる効果があるためです。 「ゆっ!うばれるんだねぇ。わがるよぉ!」ぽんぽんぽんっと、ゆっくりちぇんの赤ゆっくりが三匹産まれます。 「ゆっきゅりしちぇいっちぇにぇ!!!」 「ちぇんの赤ちゃんとってもゆっくりしてるよー。わかるよぉぉ。」 「むきゅ、このこたちのえさはどうするの?」 「ゆっ!」 ぱちゅりーの言う通りこの屋上にある餌は三匹のゆっくりが暮らす分には不足ありません。 逆に言えば、増えたゆっくりに回せる余裕はないのです。 しかも、餌さ箱の餌はにんしんっを促進させるもの・・・ 記憶力がいいぱちゅりーはお兄さんが言った言葉を思い出しました 「子孫に至るまでここから出れない。」 「むきゅっ!ぱたっ。」 ゆっくり出来ない想像をして、ぱちゅりーは失神しました。 「意外に頭がいいぱちゅりーだな。餌さ用にもたまには当たりがあるのかね?」 次の朝、様子を見にきたお兄さんは、ぱちゅりーとちぇんの会話を聴きながら、そう評します。 「どぼじて、ぞんなごというのぉ!」 「わきゃらにゃぃよぉー!!!」 「むきゅ!これいじょう、あかちゃんがふえたら、みんなゆっくりできなくなるわ!」 「あかちゃんはゆっくりできるでしょー!わからないよー。」 早くもプランターの下の虫は全滅状態のようです。 赤ゆは只でさえ燃費が悪いのに、ゆっくり的には美味しい虫を食べさせ続けた結果がこれです。 餌箱も一週間もしたら餌が尽きます。 「そうしたら、こいつらはどうなるか・・・今から楽しみだ。」 そして一週間後。 お仕事が終わったお兄さんは、ゆっくり達を確認に屋上に上ります。 ここ一週間、納品続きでさっぱり確認できなかったからです。 「「「ゆぎゃー!」」」 「お、やってる。やってる。」 そこには、殆んどの草が食い尽されたプランター。 あちこちがかじられた巣箱、そして、共食いしはじめた赤ゆっくり達。 「やっぱり、うまれたてはさいこうなのぜ。」 自分の赤ゆを食べるまりさ、どうやら初期のゆっくりはこれしか生き残っていないようです。 他は 赤まりさ×20 赤ちぇん×10 赤ぱちゅりー×8 ちぇんやぱちゅりーの姿がないところを見ると、二匹とも巣箱の中でおたべなさいしたらしく、二つに割れたまんじゅうが入っていました。 赤ゆっくり達を生き残らせるために、自らを犠牲にしたのでしょう。 「ここにはぜったいいれにゃいわ!」 「たてきょもりだょー」 雑草の茎で入り口は塞がれています。ゆっくりのやることなので、隙間は空いていますが、外で共食いを始めたまりさが入れない程度の強度はあるようです。 「むーちゃ、むーちゃ、・・・ゆげぇ!!!」 巣箱の発泡スチロールの欠片を食べてあんこを吐いて死ぬもの。 そのあんこを美味しそうに食べる親まりさ。 最早、まとまった餌はぱちゅりー達の巣箱だった中にある親ゆっくり二匹の残骸くらいのものです。 「ゆっ!もう、あんこはたべあきたのぜ。」ぎろりと封鎖された巣箱を見る親まりさ。中には、生クリームの詰まった子パチュリー達と チョコクリームの詰まった子ちぇんがいます。 「む~しゃ、む~しゃ 、それなりー。」 「ゆが~ん!!まりしゃはゆっくちできないよ!!」 「むきゅ!みんなでたたかえばかてるわ!」「わきゃるよー!とちゅげきにゃんだにぇー」 わらわらと出てくる赤ゆっくり達。普通なら成体ゆっくりと赤ゆっくりでは勝負になりません。 ですが、子ゆっくりサイズまでにしかならない品種改良を受けたまりさには、意外に多数の赤ゆっくりが突っ込んで来るのは効果がありました。 「ゆ!こなまいきなあかちゃんはしんでね!まりさのでぃなーに、ゆべべっ!!」 「ゆ!まじゅいおめめだにぇ!!」 「ゆべっ!わきゃらにゃいよー。ちぇんのあんよがー。」 「むきゃっ!ふまにゃいでー。ゆ゛っゆ゛っゅ゛ゅ゛ゅ゛っっ。」 次々に飛びかかる赤ちぇんや噛みつこうとして 赤ぱちゅりー。体のあちこちをえぐられ、噛み千切られながらも、赤ゆを食い殺し続ける親まりさ。 遂には親まりさの皮がずるりと千切れ、断末魔の悲鳴もあげることが出来ずに一塊のあんことなります。 「あーあ、遂に死んだか。追い詰められた結果は人もゆっくりも変わらんね。」 ぱちゅりー達の巣箱付近では、殆んどの赤ゆが死に絶え、後に残ったのは、赤ぱちゅりーと赤ちぇんが各1匹、赤まりさが三匹だけ。 大量の赤ゆと親まりさが永遠にゆっくりしてしまった結果、破滅的に悪化した食糧事情は回復しました。 「むーちゃ、むーちゃちあわちぇぇ!!!」「こにょあまあまさんはみんかまりさのものだぢぇ!」 「ちらにゃいじぇ、みんなまりしゃがたべるにょじぇ!!」 危機が去ったにも関わらず、醜い言い争いを続ける赤まりさ達。 対照的に仲間の過半を失った赤ぱちゅりー達はゆ~ゆ~と嘆きながら、巣箱に仲間の残骸を運び始めます。 かーかーかー。 「ゆっ!真っ黒さんがやってきたよ!!」 外にいて、あんこを食べ続けた赤まりさ達は飛んできたカラスを見ました。 「ゆっ!ゆっきゅりし、ゆぴっ!!」 「まりしゃのいもうとがー。 赤まりさの目を手早くカラスはえぐり、他の赤まりさの底部をつついて動けなくします。 「ゆっゆ゛っゆ゛っ」「いちゃいよぉ!おうちかえる!!」 「にゃんで、こんにゃ、ゆきゃー!!」 ぶちぶちと音を立てて赤まりさの体は縦に引き裂かれ、カラスはゆっくりと食べていきます。 害鳥扱いされているカラスも、ゆっくりを喰らう時だけは人間に邪魔されません。 動きがとれなくなった赤まりさ達は、時間をかけてついばまれ、生きながらにして原形を失なっていきます。 「もっぢょ・・・ゆっくち・・・」 ぐしゃりと舌を潰され最後に残った赤まりさはクチバシにくわえられ、カラスによってさらわれていきます。 「むきゅっ・・・おそとはゆっくりできないわ。」 「きょわいんだにぇ・・・わきゃったよー」二匹の赤ゆっくりは、小刻に震えながら、巣箱の中で赤まりさがばらばらにされる様を見ていました。 「ゆっくり出来ない環境にさらされ続けたゆっくりは餌があっても成長できないか。試して見るのも楽しそうだな。」 お兄さんはゆっくり屋上を後にします。 食べられ尽くされていたプランターには、ゆっくりと雑草が再び生え始めていました。 ~~~~一ヶ月後~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ようやく仕事を一段落させたお兄さんは、屋上のゆっくり達を思いだし、貯水タンクの辺りをみてみました。 ゆっくりしていってね!」 「ここはみんなのゆっくりぷれいすだよ。おにいさんもゆっくりしようね!!」 小さな赤ちぇんと赤ぱちゅりー二匹の他に、ねずみに相討ちになった状態で永遠にゆっくりしてしまっているちぇんと、食い殺されたぱちゅりーの残骸がありました。 「お前達はゆっくり出来ているのか?」 「むきゅ!!ゆっくりしているわ。おかあさんたちがえいえんにゆっくりしてもまもってくれたんだもの。」 「そのぶんまでゆっくりするんだよー。」 三世代目に入ったゆっくり達には既にこの小さな屋上以外の知識は消えているのでしょう。 「そんなお前達にあまあまをやろう。」 「むきゅ!おにいさんからものをもらうとゆっくりできないって、おかあさんにいわれたわ。」 「わかるよー。たべちゃいけないんだね。」 多少は教育を受けたのか、賢い個体になっているようです。 「まぁ、いい。食べたければ食べるがいいさ」 そっと、10円チョコを二つ置き、お兄さんはその場を後にしました。 その次の週、お菓子の甘味に負けた赤ゆっくり達が飢えて死んだのが、それとも耐えてゆっくりしてるのか・・・ 箱の中の猫の生死を確認するように、屋上までやってきたお兄さん。 そこには少し予想と違った光景がありました。 「むきゅ・・・ゆっくりできないわ。」 「わかるよー・・・」げっそりしながら、ソフトボール程度の大きさになったゆっくりが二匹。 「何がそんなにゆっくり出来てないんだ?」足元には、先日おいた10円チョコが二つ。 「むきゅ!いいにおいがするのに、たべられないのはゆっくりできないわ!!」 「でも、いいにおいはゆっくりできるよー。それはわかるよー。」 二匹はゆっくりらしからぬ忍耐で食べるのを我慢している。食べたらゆっくり出来なくなるのが分かるのか、涙を流しながら見ているだけ。 「いいことを教えてやろう。そのあまあまは食べるとしあわせーになる代わり、他の食べ物は二度と食べられなくなるぞ。」 「「ゆ゛っ!!!。」」 ぱたっと二匹のゆっくりは巣箱の中で気絶したようです。 屋上のゆっくり達はようやく、餌が自給出来るようになったのに、今度はパンドラの箱を渡されたようなものでした。 いつまで我慢できるでしょうか? 続く? 後書き 屋上の貯水タンクのあるスペースは6畳くらいのサイズで、屋上の他のスペースとは一段高い位置にあります。 続きを書くとすれば、その後お菓子を巡るゆっくり達の対立物にするような感じですね。 本編は携帯で書いているので変な部分がありますが見逃してください。 orz 著:moltoke これまで書いたの ゆっくりいじめ系2263 ゆしるだー ゆっくりいじめ系2357 寒さとの戦い このSSに感想をつける
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「ふたば系ゆっくりいじめ 589 喋るな/コメントログ」 薄い。 -- 2010-06-09 01 05 13 うーん -- 2010-06-20 00 24 58 微妙ぉー -- 2010-06-30 21 35 03 わかるよー。 3日間、不眠で仕事➝やっと帰宅できた➝風呂➝布団へGO➝近所のガキがうるさくて眠れない。 うん。殺したくなるよ。安眠妨害は生存権の侵害だよ。 -- 2010-07-15 17 48 48 眠ってるとこ起こされたにしてはやさしいね。 -- 2010-08-12 07 02 08 ふむ…親まりさかしこいじゃないかw そこかしこさが何処まで持つか楽しみだな。 -- 2010-10-17 21 58 45 とてもゆっくりできました!大変面白かったです! いろいろ凝った設定や独創性溢れるSSも面白いですが 私はいわゆるテンプレ展開のSSが一番好きです テンプレとは優れているからこそ残っている先人の英知の結晶ですから また同じテンプレ展開であっても 作者様のクセ、表現、嗜好が違えば全く別作品として楽しむ事が出来ます -- 2011-03-01 12 14 09 もっとヒャッハーしようぜ -- 2011-03-24 03 35 13 後片付けが大変そうです -- 2011-05-10 02 14 52 これはwww 床が大変そう…www -- 2011-06-04 06 13 04 これは仕方ない当然 いい作品グット!! -- 2012-07-22 16 08 36 あっさり系か -- 2014-07-21 16 32 29 まりさこれは仕方がない -- 2016-01-07 22 53 44 根拠はなくても、まあ大体れいむが悪いよね -- 2016-02-29 01 12 54